コロナ禍の現状を乗り切り事業を継続するために、経営者は常に資金繰りに頭を悩ませているのではないでしょうか。
公的な支援を活用することで新しい試みに挑戦したり、広報に力を入れたり、職場にIT機器を導入するなど、現状の閉塞感を打破し活路を切り開くことができます。
小規模事業者持続化補助金
販路開拓や生産性向上の取り組みに要する経費の一部を最大50万円(補助率2/3)まで支援(特例あり)
採択例:内野ストアー 飲食料品小売業
高齢者に愛される小型スーパーを創生! ●高齢者の要望の大きい惣菜、弁当の拡充のため厨房設備(フライヤー、グリラー)の導入。
●高齢者向け宅配サービスの拡充。
●SNSやチラシによる惣菜・弁当の新メニューPR
●惣菜・弁当用の陳列台新設。
IT導入補助金2021
中小企業・小規模事業者等が自社の課題やニーズに合ったITツールの導入を補助額30万円~450万円(補助率1/2)まで支援
採択例:有限会社 青空介護 (訪問介護他)
スマホによる訪問介護記録導入で、専門職の力を一層活かせる体制に
訪問介護サービスの記録・連絡を支援するスマートフォンを利用したITツールを導入。
鉄道に乗る際のICカードと同様に、利用者宅に置いたICタグをスマートォンでタッチすることで、出退勤の時刻を自動登録できる(ヘルパーもICカードで識別する)。
サービス内容をスマートフォン画面から入力して送信すれば報告が終わるので、紙の報告書が不要に。
介護保険業務システムとデータ連携し、計画の取り込みや実績のアップが可能。
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
(通称:ものづくり補助金)
中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を補助額100万円~1,000万円(補助率 中小1/2、小規模2/3)まで支援
採択例:株式会社ヒロミツ製作所 製造業
最新機器と伝統技術の融合で難課題を解決・自社製冶具によるコスト削減、納期短縮
3DスキャナーとITの導入により、データと完成した製品との極小な誤差を見極め、顧客の要望に応じて精緻な加工を実現。
また、様々な素材を常に在庫して顧客に対する素材の提案の実施や、最新鋭の測定器を導入して品質管理能力を高め、従業員に対する教育体制を整備し、3次元レーザー加工機や高性能スキャナーなど、最新の機器を使いこなすことを可能にし、作業の無駄を省き作業の効率化を実現した。
更にIT導入による図面、デザイン処理をマシニング加工機、3次元レーザー加工機に連動して、自在に加工することにより生産性の向上を図っている。
また、自前の冶具の開発・製作により、外注に要する日数・コストを削減し、納期の短縮を実現している。
採択例:柏原計器工業株式会社 製造業
国内唯一の水道メーターの一貫製造能力に加え、IoT技術による技術革新により高い生産性を実現
日本の社会問題である少子高齢化に向けて、IoT活用による効率化で解決する為に水道スマートメーター化への取組を行っている。
更に検針障害による検針困難場所の課題も同製品により解決していく。マンションオーナー様など民間事業者に対して、ネットワーク+デバイス+アプリケーション+サービスを提供するチャネル業者として、管理物件の一括検針、入居者に対するオンラインでの水道料金請求、水道使用量の把握見守りなどといった人の生活に役立つ新時代の水道メーターの開発に取組んでおり、今後はIoTマンション向け水道管理システムの更なる導入拡大を図る。
出典:中小企業庁「ミラサポplus」(https://mirasapo-plus.go.jp/ )をもとに行政書士 リニシス法務事務所が作成
このほかにもさまざまな補助金・助成金・給付金制度がございます。
資金繰りを考える際には、ぜひ一度、行政書士にご相談ください。
料金表 資金調達支援 – 行政書士 リニシス法務事務所